昨今急増中の内定辞退に対して、採用担当者がどのように対応するべきかをご紹介します!
内定辞退を防ぐために最も大切なことは、学生側の考えていることを察知する事が重要です。
内定後はホッとした気持ちで学生生活を送っていると思いきや、実際は多くの学生が不安を抱えています。
一体どんな事を考えているのでしょうか。
採用担当者にはなかなか言う事ができない、内定者の本音を探ります!
内定者の心境
内定者が不安に思っている事で最も多いのが、『仕事に関すること』です。
具体的には、自分に能力があるか、結果を残して会社に貢献できるか、どのような仕事をするのか(1日のスケジュール)などです。
採用の段階では、会社の理念や大まかな業務内容の説明はあるものの、もう少し具体的な仕事の情報を求められている事が分かります。
次に不安なことが『人間関係』です。
入社式まで同期と会えないのか?入社後は先輩とうまくやっていけるのか。どのような人たちがいるのだろう。など、社会人として、新たな人間関係の構築について不安に思っています。
不安を取り除くためには?
・頻繁に連絡をとり当社への志望度をキープする
・懇親会を開きコミュニケーションをはかる
・勉強会に招き業務知識を得てもらう
・内定者でグループワークをしてもらいアウトプットできる場を作る
などが挙げられます。
学生の不安を取り除くためには、率先して企業側からはたらきかける事が大切です。
何か不安に思っている事があっても全員が口に出して言えるとは限りません。
学生の思いをヒアリングしつつ、それに合った細やかなフォローを実践していきましょう!
内定辞退を受けたとき
しかしどんなに一生懸命にフォローをしても、内定辞退は発生するもの。
そんな時は、学生の立場になって先ずは受け止めてあげます。
学生側も、内定まで進んだ会社にこのような連絡をすることは勇気のいる行動だったはずです。
内定辞退者への対応方法
焦る気持ちはありますが感情的にならず冷静に相手の考えを聞きましょう。
連絡をくれたことに感謝し、もし解決できそうな内容であれば対応策を提案します。
その結果、引き留める事ができれば双方に取っていい方向に進みますし、そうできなかったとしても誠実に対応しましょう。
なぜなら、今後の企業活動の中で彼らと関わる可能性はゼロではありません。
企業イメージが悪くならないよう潔く引き下がる事を忘れずに。
理由のヒアリング
可能であれば、辞退したいと思った理由や背景を聞き出してみます。
その際は、学生が安心して伝えられる雰囲気になるよう、謙虚で丁寧な言葉遣いや表現を意識します。
辞退のきっかけ等を聞く事ができれば、今後の採用活動での改善点が見つけられ、内定辞退への対策を練る事ができます。
計画より採用人数が少なかったら
最終的な内定者数が、予定よりも少なかった場合はどうしたらいいでしょうか。
現在の人数と能力で十分なのか、それともやはりもっと人数が必要なのかを検討します。
必要という事であれば、選考過程でエントリーしてくれた方たちへ再度連絡を取ってみましょう!
もしかしたら、授業や学校生活のこと、体調のことで、説明会や面談に参加できていなかったかもしれません。
少しでも自社に興味があるような方に連絡を取ってみるのが、最も効率的で有効な手段です。