WORK SMILE LABOでは毎年3名~5名の新卒社員を採用しています。そして、ここ数年間、新卒採用を継続したことで会社の雰囲気も変わり、会社の業績にもいい影響を与えました。
しかし、「新卒社員は即戦力になりにくい」「会社に溶け込むのに時間と労力がかかってしまう」など不安に思う方も多いのではないでしょうか?
弊社も新卒採用を進めるにあたりこうした悩みがありました。
今回のメルマガでは新卒社員や若手社員の育成について少しでも参考になればと思い、弊社で成果に繋がった新卒社員育成の取り組みをご紹介させていただきます。
新卒の育成で最も大切にしていること
弊社では新卒社員を早期戦力化するために、新入社員への理念・ビジョン浸透を最重要視し、入社前に理念・ビジョンを理解するための取り組みをしています。
これは、新卒社員に限らず、理念・ビジョンに共感している社員ほど活躍しているからです。
入社前の段階から、新入社員が理念とビジョンを先輩社員から学ぶ機会を定期的に設けています。
入社前の理念・ビジョン浸透に最も効果のあった取り組み
弊社では毎年12月に「経営方針発表会」を行っています。
経営方針発表会には大勢のお客様や取引先などが来場されます。
そして、その場で全社員が個人方針と呼ばれる、一年間の個人目標を発表する機会があります。
個人方針には明確な達成目標やその達成に向けての課題と具体的な行動をまとめます。
社員が自己の想いと会社の理念・ビジョンをすり合わせる機会になります。 弊社では毎年の恒例行事として、新入社員の発表も経営方針発表会で行っています。
お客様や取引先様などが100人近くいる場での発表は、新入社員にとって緊張の場になります。
個人方針を作成するプロセスが理念・ビジョン浸透の絶好の機会になる
新入社員は経営方針発表会での発表に向けて先輩社員から手厚いサポートを受けます。
新卒社員1人1人をサポートするチームを作り、先輩社員全員がいずれかのチームに所属します。
1人の新入社員に10人近いメンバーが付き添い、フォローをすることになります。
そして、月1回ミーティングの場を設け、発表内容についてのアドバイスを行い、どのような発表をすべきかを数か月かけて一緒に考えていきます。
個人方針は会社の理念・ビジョンを理解した上で、個人の想いや夢を盛り込み、作成していく必要があります。
理念・ビジョンを深く理解しなければ作成ができません。経営方針発表会で発表する内容を検討するコミュニケーションの中で、先輩社員が会社の理念・ビジョンについて教えていきます。
個人方針が完成したら、スピーチ原稿を作成し、発表に向けての練習にも先輩社員が付き合います。
このプロセスを通じて理念・ビジョンが浸透していきます。 先輩社員も新入社員に理念・ビジョンについて教える中で、その理解が深まっていくという効果もあります。
会社の理念とビジョンを教えることは、理念とビジョンの言語化を行うことになるためです。
この取り組みは非常に効果的で、4月に入社する頃には理念・ビジョンを理解した上で入社してきてくれます。 また、先輩社員と入社前から関係性を構築し、個人方針を作成してやる事が明確になっているので、活躍も早くなりました。内定辞退防止にも効果があります。 新入社員や若手社員の即戦力化に取り組まれている方の参考に少しでもなっていれば幸いです。