社員を育てることを目的としているワクスマ評価制度は、評価制度を導入する前に、企業のビジョンを明確化し、それを社員の皆様と共有することをおすすめしています。
ワクスマ評価制度を導入する前に、ビジョンの共有をされている企業様は、構築やトライアル期間も短く、自社での運用開始までとてもスムーズです。
今回は、ワクスマ評価制度を先駆けて導入され、すでに自社運用を続けられている「フォーシーズン株式会社」の荒木社長にお話をお伺いしました。
≪ フォーシーズン株式会社 ≫
『利他の心で、人をつくり、まちをつくる』を企業理念とし、豊富な情報を集め、物件探しを楽しんで欲しいという思いが込められた「倉敷の不動産情報はココでわかる!!」住まいテラスを運営。地域社会に深く根ざし、お客様との信頼関係を築きながら、美しい街づくりに貢献されている企業です
評価制度担当:株式会社ワークスマイルラボ(ワクスマ) 黒谷明香
フォーシーズン株式会社様のご紹介
フォーシーズン様オフィス
ワクスマ黒谷:フォーシーズン株式会社様は、フォーシーズン株式会社様は、2020年12月から構築を開始し、その半年後にトライアル運用を開始されました。
2年間私も伴走させていただいて、昨年の12月に、自社運用ができる体制に整っていると思いますとお伝えさせていただき、卒業されました。自社運用を完璧な形で卒業された、数少ない企業様です。
3年でどんどん成長されて、売上は3倍、社員数も2倍になられて、私も驚いています。
記者:3年で3倍ですか!どういうお取り組みをされたのかも、ぜひ伺いたいです。荒木社長、よろしくお願いいたします
荒木社長:よろしくお願いいたします。
記者:御社のHPを拝見いたしました。『利他の心で、人をつくり、まちをつくる』という言葉を企業理念にされていますが、この言葉にされた背景や、ストーリをお聞かせいただきたいです。
営業に疲れを感じた体験
荒木社長:僕は営業畑出身なんですけど 昔はその会社のその軍隊的な会社に務めていたんですよ。営業なので「売ってこい」って言われれば売ってくる世界ですよね。そういう会社に長く勤めて・・・で、それに疲れたんですよ。
記者:今でも、その疲れを感じている方は、多いんじゃないかと想像します。私は営業をしたことがないのですが、一番疲れを感じるところは、どういうところなんですか?
荒木社長:会社と自分たち営業マンの都合で売ってくるという行為に、とにかく疲れました。
記者:営業そのものではなく、「売る側の都合」というところに疑問を感じられたんですね?
荒木社長:そうですね。じゃあどうしたらいいかって考えたのが、「お客さんのためにお手伝いをしよう」「お客様が喜ぶことをしよう」ってことでした。
クロージングをしない営業
記者:売るのではなく、お手伝いに力を入れたということでしょうか。具体的に行動を変えたポイントはありますか?
荒木社長:まず、「買ってください」「決めてください」っていうようなことを言わないようにしました。
記者:なるほど。確かに買う側は、ちょっとプレッシャーに感じる言葉ですね。その代わりに、どんなことをお客様に伝えるんですか?
荒木社長:例えば不動産の情報であったりとか、法律的なことであったり、近隣情報であったりという、不動産はとにかく情報が命なので、現場にある情報もしっかりあれば、お客様は判断しやすいですよね。そういう情報をお届けしました。
記者:お客様の反応は変わりましたか?
荒木社長:人生最大の買い物であるマイホームの手伝いと考えてお客様に接すると、お客様が喜ぶというところに直結します。実際に、『利他の心』で接していくと、お客様が喜んでくれるんですよ。
記者:それが、今の企業理念につながっているんですね!荒木社長の体験から企業理念が生まれていることがわかりました。次は、その理念を評価制度と連動させていくことについて教えてください。
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