前回記事では「給与〇か月分」と決められた賞与制度の問題点と、WORK SMILE LABO(ワクスマ)が新しい賞与制度を導入した背景をご紹介いたしました。
この記事では、ワクスマが導入している賞与制度をご紹介いたします。
「ワクスマ流」賞与制度とは
「給与〇か月分」という賞与制度に限界を感じた背景から、現在のワクスマでは新しい賞与制度を導入しています。
賞与原資を全社員へオープンにする
分配率は評価制度を元に決める
これがワクスマ流です。
え?賞与の総額を社員に見せるの?
と驚かれる経営者様もいらっしゃいます。
コンサルとしてワクスマからお客様へ賞与原資をオープンにすることをオススメすることはなく、各企業様にお任せしていますが、
ワクスマの社内ではとてもいい効果が現れています。
石井専務のこだわり
当社の石井専務は賞与に対しこだわりを持っています。
「賞与原資の総額はみんなで共有する!」
「うちは利益が出たら社員に1円でも還元する!」
そしてこの思いを社員に伝えることにも力を入れています。
朝礼などで一律に伝えるだけではなく、会議の度に伝えています。
また、賞与を決めるタイミングとなる夏と冬。
評価を決めるため面談で全社員、一人一人に語りかけてきました。
今では石井専務だけでなく、賞与原資を増やすことは社員のこだわりにもなっています。
社員のこだわり
KGIボードには賞与原資が記載されているため、社員は常にチェックできます。
「各自が結果を出す行動を取れば賞与原資が増える」
「目的をもって行動すれば評価が上がる」
社員がそれを実感することで賞与原資を増やすという目標を社員全員で共有できているんです。
賞与原資をオープンにし、経営者と社員が一丸となって原資を増やしていくことを目指せたことで一体感が生まれました。
その原資をどう分配するかについても、会社の目的に合った評価制度を運用したため、会社全体のモチベーションアップにつながっています。
ワクスマの社内アンケートでは実施企業の平均と比べ高い評価が出ています。
ワクスマのコンサルでは
私たちワクスマは自社の働く環境そのものを研究所にして、今までに100以上の働き方の具体的な施策を実践・検証してきました。
賞与原資をオープンにすることについては、コンサルの中でおすすめすることはなく、各企業様にお任せしていますが、
特に中小企業の経営者様へ評価制度の導入をおすすめし、運用のサポートを行っています。
これからも、私たちの“ワクスマ”という働き方を通じて、日本の中小企業が抱える様々な課題に1社1社に合ったご提案をしてまいります。