新卒社員の平均的な研修期間は約3カ月。
その後は戦力として業務に携わっていくわけですが、長い勤務期間において、彼らは具体的にどんなスキルを身に着けて、どのように企業へ貢献していくのでしょうか。
長いスパンで考えた新卒社員の“活躍”について、ご紹介します。
企業が長期的に期待すること
新卒社員が仕事のやり方を1つずつ覚え結果を残していくことで、企業は社員の成長を感じます。
すぐに成長を感じられる瞬間もあれば、1年・3年・5年後・・・と、長い期間をかけるからこそ身に着いていくスキルがあり、企業は社員の成長を見守りながら、長い目で見て支えてあげる必要があります。
指導者としてのスキル
新卒社員は、1年もすれば次の新卒が入社し自然と先輩社員になります。
それからは後輩が増え続け『教える立場』となり『教える力』が求められます。
特に新卒社員は、他の企業の事を知らないが故に、自社の文化や仕事のやり方が浸透されています。
そういった社員が指導者になれば、企業文化の継承者として非常に有力であり、正しい理念が次の世代へと共有されていきます。
新卒入社だからこそできる事
新卒で入社したからこそ活躍できる場があります。
シーンとしては、毎年の新卒採用活動(学生の立場で考えられる)、新規事業立ち上げや社内イベントを企画する時など。(同期入社がいると横のつながりが強くコミュニケーション能力に優れている。情報量が多い。)
採用に関わる事や、社員一丸となって取り組む時に、長期に渡り中心となって動いてくれる貴重な存在です。
幹部候補に値する能力
長期間勤めているという事は、企業への理解度が高まり、ジョブローテーションなどの経験から、業務についての知識は幅広く習得していくはず。
それ故、将来企業を支える幹部候補になる可能性が高いと言えます。
企業からのアフターフォロー
新卒社員への期待は膨らむばかりですが、ただ期待するのではなく、アフターフォローをしてケアをしていく事が大切です。
今までの実績を褒め、今後のキャリアプランについてヒアリングをし、課題となっている事があれば一緒に解決策を考えましょう。
社員のモチベーションを維持する事ができれば、仕事への責任感・やる気を与える事ができ、業績アップや離職防止に繋がり、より強い組織へと成長し続けます。
次の新しいステップへ
入社後から急成長を遂げる新卒社員は、日に日に企業への貢献度も上がっていきます。
業務を覚えてステップアップをしていく彼らは、あっという間に『新卒社員』から将来企業を支える『重要人物』になるかもしれません。
新卒を採用している企業では、長期に渡り彼らからの貢献を期待する事ができます。
また、新卒社員にしかできない活躍があるので、もし新卒を取り入れていなければ採用を検討してもいいかもしれませんね。