中小企業は新卒採用時、学生に内定を出しても気が抜けない状況です。
内定を出しても必ず承諾してもらえるとは限らないからです。
「内定辞退されてしまったらどうしよう」そんな不安を抱いている企業の方はぜひこの記事をご参照下さい。
この記事では、中小企業が内定辞退されてしまう3つの理由を解説します。
内定辞退とは?
内定辞退とは、企業から内定をもらった学生がもらった内定を辞退することです。
通常、内定者は内定通知書をもらったタイミングで内定を受諾するか辞退するかの連絡をします。しかし、中には、内定を承諾した後、入社するまでの間に内定辞退の連絡をする内定者もいるようです。
新卒採用は内定者が入社するまで気が抜けません。
企業は新卒採用における採用戦略の元、採用活動を行っています。
お金と時間をかけて採用活動を行ったのに、内定辞退されてしまうと企業にとって打撃を受けてしまいます。そこで、なるべく内定辞退をされない採用活動が重要になります。
中小企業の内定辞退が起こりやすい3つの理由
内定辞退の理由は内定者によって異なりますが、弊社が中小企業の新卒採用を支援する中で感じている、内定辞退が起こりやすい3つの理由をご紹介します。
多くの企業の選考を受けている
多くの学生は就職活動を何十社の企業を受けています。その中で一番志望度の高い企業から内定をもらえればその企業に入社を決めます。よって、志望度が二位以下の企業は全て内定辞退となります。
また、学生によっては、最初は志望度が高かったけれど徐々に他の企業が魅力的に見えたり、入社条件を改めて比較したり、親と会話をしたりすることで、志望度が逆転して内定辞退となってしまう場合もあります。
その対策として、弊社の新卒採用の場合には、内定承諾後に「育成」と呼んでいるインターンの期間に社員や同期と関わりを持ちます。
内定承諾後も内定者と関わりを持つことにより、他社と比べても内定辞退は少ないと言えます。
公務員試験を受験する
公務員も視野に入れている就活生の場合、一般企業の就職活動のスケジュールとは別のスケジュールを組んで動いています。国家公務員は4月から、地方公務員は6~8月から動き出すため、一般企業の就職活動が終わった頃に公務員の結果が出ることが多いです。
よって、一般企業で内定をもらっていたけど、公務員としても内定をもらえたので、一般企業の内定を辞退するという場合もあります。
志望する業界の選考時期がズレている
公務員だけでなく、銀行なども6月から就職活動が始まり、夏に内定が出るというスケジュールで動いています。
銀行も志望している学生は、先に一般企業から内定をもらっておき、その後、6月頃から再度志望する業界の就職活動を始めます。
このケースも内定辞退の連絡が遅くなる学生がいる理由と言えるでしょう。
この記事では、中小企業の内定辞退が起こりやすい3つのケースを解説しました。
中小企業の新卒採用において学生は、①多くの企業の選考を受けていること、②公務員を目指している学生もいること、③選考時期がズレている業界も志望していること、などを事前に把握しましょう。
なるべく内定辞退が出ないように採用戦略を見直し、改善やフォロー体制を整えていきましょう。
弊社が意識している内定辞退が出にくいポイントとしては、自社らしさを感じられる新卒採用のフローを行っているということです。
選考時から「面接を受けるたびにこの会社に行きたい」と感じてもらえる選考を目指しており、内定承諾をもらった後も内定者と密に接点を作ることが大切です。
「来年の新卒採用では内定辞退を出したくない!」と考えている方は是非、お気軽にお問い合わせください。