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採用難の現況
東京商工リサーチの集計で、2019年の上半期「人手不足」関連倒産の数字が倍増しています。
人手確保が難しく経営難に陥った「求人難」型が47件(同147.3%増)、「従業員退職」型も20件(同100.0%増)と、いずれも2倍増で急増した。現状ペースで推移すると、2019年(1-12月)の「人手不足」関連倒産は過去最多を塗り替える可能性が出てきた。
東京商工リサーチ記事はこちら
求人にお金をかけて出しても募集がない。
優秀な人材を確保できない。
人材が育つ前にやめてしまう
等など、採用の面で色々な悩みを抱えている企業は現在も多いのでは無いでしょうか?
しかしながら弊社は、「働き方改革」に真剣に取り組んだ結果、『希望就職先ランキング6位』を獲得することができました。
※2019年4月5日山陽新聞掲載
不人気業種である印刷機器販売業で、希望就職先ランキングに掲載されるようになった理由は、「働きやすい職場づくり」を実践したからです。
取り組み前は、人員の余裕もなくイレギュラーな欠勤に対応ができず、生産性も低く残業が非常に多い職場でした。
きっかけは自社の経営課題を働き方改革により改善したことです。
この取り組みによって、結果的に採用力が上がった弊社の事例などを、今回セミナーでご紹介させていただきました。
セミナー内容について
弊社で働き方改革による改善を行い、効果があった取り組みをご紹介します。
8S活動
ワクスマの8のS
整理 整頓 清掃 清潔 躾 シェア 節約 スマイル
社内に散在していた備品の数を減らし、みんなでシェアし、使ったら定位置に戻すことを実践しています。 以前はデスクごとに設置していたゴミ箱も1箇所のみにしました。 デスクには基本的に物がありません。整理整頓が行き届いた環境で業務に集中して取り組むことができます。
備品を探す時間の短縮、デスクが汚くて備品・書類を無くすことがなくなり作業効率がアップしました。
整理整頓された社内は、来訪者からも好印象です。
事務用品管理リンク
人間関係の見える化
・ありがとうカード
社内で感謝の気持を伝えるカードを作成・掲示しています。
ありがとうカードはみんなで共有して、獲得数ランキングを毎月発表します。
どういった行動が感謝されるのか、どう動けばみんなに喜ばれるかを学ぶことにも役立ちます。
・フリーアドレス
席を固定化しないため、いろんな社員と机を並べて作業することになります。
デスクの整理整頓にも繋がりますし、コミュニケーションも活発になりました。
フリーアドレス
社員像の見える化
・ビジョンボード
全社員のビジョンボードを設置しました。
企業としてのビジョンを表明することは大切ですが、社員一人一人もビジョンを持つことは目標に向かい前向きになれる良い効果をもたらします。
社員の人間性もビジョンによって見えてきます。
弊社では透明なアクリルボードを活用し、カラフルでポップな印象に仕上げました。
若年層に受けの良い、お洒落な演出はおすすめです。
ビジョンボード
・社員紹介の掲示
顔写真付きで社員紹介の掲示を行っております。
就職活動をしていて気になるのは、仕事内容や会社の情報はもちろんですが、社内の雰囲気・人間関係ではないでしょうか?
どんな人が働いているかを入社前に知ることができるなら、不安はかなり軽減されます。
五感で感じる取り組み
・音楽
静かすぎるオフィスでは、音を立てたり声を出しにくくなります。
電話の応対や業務報告なども、聞き耳を立てられているのではないかとストレスになった経験はありませんか?
リラックスできる音楽を流すことで、緊張感を和らげる効果もあります。
・香り
適度な香りは心地よいものです。集中力を高めたり、気分を前向きにしてくれる効果もあります。
訪問者の方にとっても、良い香りのする会社は好感度が上がります。
香り
採用特化のホームページ
ホームページは正しく活用することで、たくさんの効果をもたらしてくれます。
弊社では、採用に特化した独立ページを作成しました。
内容を充実させ、反響の出やすい仕組みを構築することで、求職者からの問い合わせを獲得できました。
求職者にとって、会社のイメージがわかりやすい内容にすることも大切です。
卒業後の就職活動の情報源や活動について 卒業後の就職活動においての情報収集元は、「就職情報サイト」(78.2%)、「個別企業のホームページ」(51.7%)、「合同企業説明会(就職情報会社主催)」(24.6%)、「新卒応援ハローワーク」(22.7%)などが上位
2019年度 マイナビ既卒者の就職活動に関する調査 より
マイナビの就職活動調査によると、就職先の情報収集は「就職情報サイト」に次いで「企業のホームページ」から行っています。
ホームページを充実させることは若年層の社員獲得には有効に働きます。
また、20~30代の若年層の社員を獲得したいなら、ネットからの問い合わせ窓口を作っておくことは、今後会社にとって大きなメリットとなります。
独自の福利厚生
独自の福利厚生を設けることで、他社との差別化が可能になります。
法定外福利厚生費として、ユニークなものを準備することで企業としてのアピールポイントが増えます。
では、どういった法定外福利厚生があるでしょうか?
経団連の調査報告から500人未満規模の企業の現況をまとめてみました。
平均:社員1名あたり17880円/月
住宅関連が一番多く占めています。住宅手当、持家援助が該当します。
続いてライフサポート。内容としては、給食、保険、被服、育児関連、ファミリーサポート などです。
慶弔関係は慶弔金、法定超付加給付。 文化・体育・レクリエーションは、施設・運営、活動への補助となります。
コストをかけなくてもできる施策はたくさんあります。
どんな福利厚生なら社員のモチベーションが上がるか?皆様で話し合ってみるのもおすすめです。
弊社の福利厚生についてはこちらから。ワクスマ福利厚生
多様な働き方の提示
弊社で生産性向上、採用に一番効果のあった取り組みはテレワークです。
社外でも社内と同様のスペックで業務を行う環境を構築できます。
特に子育て世代の女性社員の離職防止に役立ちました。
中堅の女性社員がライフステージの変化により退職してしまうことは、社員数の限られた弊社にとって大きな痛手でした。
また、様々な働き方を選択できることで、採用に至る人材の幅も広がりました。
テレワークとは
経営課題として感じていること
経営課題を解決することで求人に効果があることがわかりました。
今回セミナー参加者のアンケートより、自社の経営課題として感じていることをお伺いしました。
グラフからもわかるように、生産性の向上を経営課題として感じている企業様が圧倒的に多かったです。
実際に、弊社でも生産性の低さは経営課題として長年の悩みでした。
ですが、生産性を高める環境づくりを行い、社内ルールを定め徹底したことにより、生産性を上げることに成功しました。
セミナーではその取組内容をすべてご紹介しております。
皆様の経営課題の解消に役立てていただければと思います。
次に女性の活用を課題として挙げる企業様が多かったです。
弊社でも働き方改革への取り組みにより、女性社員の働きやすい環境の整備に力を入れました。
現在では男性社員よりも女性社員が多く活躍する職場になっています。(社員35名中、男性17名、女性18名)
ぜひ、弊社での取り組みをご覧ください。
セミナー参加者の声
セミナー参加者の声を抜粋しております。
■大変参考になる取り組みであり、弊社はもとよりお取引先企業へもご紹介させていただきたく思っております。
■退社宣言など、すぐにでもできることから実行していきたいと思いました。
■福利厚生がとても充実していることに驚きました。
取り組みで気になったもの
弊社の実践している取組内容をセミナーでは紹介させていただいております。
その中でも、テレワークにご興味を持たれる企業様が多かったです。
実際に弊社でテレワークを導入したことで、生産性向上の効果がありました。
- 残業時間の大幅削減 前年比51.8%
- 売上 106.7%(前年比)
- 粗利 117.6%(前年比)
続いて、人間関係の見える化・社員の見える化・独自の福利厚生に興味を持たれる方が多かったです。
ICTツールの活用により、社員間の情報共有をスムーズにし、1人で業務を抱え込むことがないようにルールを設定しました。
また、社内イベント・社外イベントなど、社員みんなで取り組む行事への取り組み、福利厚生の大幅な見直しを行いました。
弊社での取り組みは難しいことでは無く、明日からでも実践いただける内容も多くあります。
働き方セミナー&体験会
本セミナーでは、弊社での取組内容をもとに、岡山の中小企業でも実践できる取り組みをご案内しております。
今からでもセミナー参加のお申込みは間に合いますので、ご興味を持たれた方はぜひ一度セミナーにお越しください。