弊社の「働き方改革」の取組みの中で
特に応募者が魅力を感じているのが「在宅ワークが出来る」ということでした。
ちなみに「テレワーク」という言葉はお聞きになられたことはございますか?
電話業務のことかと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
英語の「tele(離れた場所)」と「work(働く)」を合わせた造語で、
簡単にご説明すると、「どこでも自社のオフィスと同じ環境で仕事が出来る」ことです。
厳密には違うのですが、分かりやすく理解していただくために
「在宅ワーク」=「テレワーク」と思っていただければ。
このテレワーク、2年前に導入しました。
もともとは、小さな子供がいるスタッフが、子供の急な体調不良により、
本人は働けるけど会社を休まなければいけないことが度々あったことがキッカケでした。
中小企業では少ない人員で仕事をしていますので、
1人休むだけでも他のメンバーへの負荷が大きく、
口には出しませんが不満が溜まっているのを感じました。
また出産などの際も今までは退職するか、
復帰をしても時間の都合でパート社員としての雇用しかできませんでした。
共に働き、ロイヤリティが高く、経験と能力のある女性社員を
手放さざるを得ない状況にいつも頭を抱えていましたので、
上手くいくかは分かりませんでしたが導入しました。
かといって、高価なものを導入できるような経営状況ではありませんので
知恵を絞り、既存の商品を組み合わせることでテレワークとして利用できないか、
色々試すことにしました。
その結果、テレワークが月々たった3万円で全社員が活用できる方法を発見しました(笑)
以下実際にテレワークの活用回数が多い女性社員のコメントです。
私もこのテレワークを活用し、子育てと仕事の両立を実現させることができています。
子どもが急な風邪…急なお迎えなど、子どもの月齢に合わせた働き方が可能となり
パートではなく、社員として働けることにやりがいを感じています。
言えるのは、働く本人の満足度は上がり、会社へのロイヤリティも上がったということです。
そして同じような境遇の求職中の方や、長く勤めたい、バリバリ仕事がしたいと考えている若い世代が
たくさんいますので採り逃さないでください、ということです。
口に出さない不満こそ、働き方改革のスタートです。
社内で誰だれが困っている、という状況は動機もしっかりしているので
社員を巻き込みやすく、導入まで非常にスムーズです。
・中小企業だからこんなものだろう
・うちは関係ない
・時間も資金もない
出来ない理由は様々あると思いますが、社員は常に社長の背中を見ており、それが社風になります。
中途採用を含め、良い人財を採用すること自体が難しいにも関わらず、
育児や出産を考慮して採用の幅を自ら狭くすることは
自分で自分の首を絞めているのと同じです。
業種によっては、テレワークが必ずしも合致しない場合もあるかと思います。
それでも事務機屋が就職希望ランキングで9位になった事実を参考にしていただければ幸いです。
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【プロフィール】
石井 聖博(いしい・まさひろ)
キヤノンマーケティングジャパン株式会社を経て、2006年株式会社石井事務機センターに入社。2015年より現職。従来のオフィス機器販売から、より良いワークスタイルを提案する会社への変革に着手。2016年、本社をライブオフィス化し、自社の働き方を実際に体感できる“ワクスマ”事業を開始。中小企業に特化したテレワークやICTを活用した多様な働き方に挑戦している。帝京大経済学部卒。岡山市出身。1979年生。