新卒採用において、学生たちと最初にコミュニケーションを取る場となるのが「会社説明会」です。その会社説明会で学生たちに自社の魅力をどれだけ伝えられるかが、新卒採用の第一関門と言っても過言ではありません。
この記事では、昨年度、実際に就職活動を行った入社1年目の社員に聞いた「ワクスマの企業説明会で魅力に感じたポイント」について紹介します。
会社説明会とは?
会社説明会は、学生たちに企業の経営理念・沿革・事業内容・入社後の仕事内容を伝える場です。
最近では、先輩社員の紹介や職場見学など企業のアピールポイントを盛り込んだ内容の会社説明会がスタンダードになっています。また、コロナ禍によりオンライン会社で行う説明会も主流になりつつあります。就活生と対面でコミュニケーションを取ることができる会社説明会と、オンラインで開催するオンライン会社説明会の2つの手法で会社説明会を実施する企業が増えています。
新卒採用担当者は採用計画を立てる際、対面での会社説明会とオンライン会社説明会、それぞれ目的やコンテンツを分けて企画運営を行うことが求められているのです。
ワクスマの会社説明会
ワークスマイルラボでは、最初にオンラインでの会社説明会を行い、経営理念をしっかりと伝えるコンテンツにしています。
他社との差別化を図るためには、まず経営理念を理解してもらうことが大切だと考えるためです。
さらに、就活生との距離感を近くするために、会社説明会ではなく「インターン」という名称で開催しています。就活生にとって会社説明会は、かっちりとした形式的な説明会というイメージを持たれがちなので、気軽に参加できる「インターン」という名称にすることで、企業を身近に感じてもらうことが狙いです。
ワークスマイルラボの「インターン」は、オンライン開催で行う「Webインターン」と、実際に対面で行う「対面インターン」の2種類があります。まずは「Webインターン」で、経営理念を理解してもらうことが大切です。
「Webインターン」で経営理念を理解してもらった後に、「対面インターン」を行うのですが、「対面インターン」では経営理念よりも商品・サービスに関する事業内容の紹介をメインに行っています。
一般的な会社説明会の場合、企業の商品・サービスの説明が大部分を占め、働き方や社風など聞きたいことが聞けない会社説明会も多くある中で、ワークスマイルラボでは「Webインターン」と「対面インターン」のコンテンツを分けることで、他社よりも企業理解が深くなり、魅力的に感じたという学生からの感想が多かったです。
実際に入社した社員からも、経営理念・ビジョンへの共感が高いというアンケート結果が出ています。
・自社は、企業理念・行動指針が社員に浸透していると思う。(100%)
・自社の社員は、現在の目指す方向性(ビジョン)に共感していると思う。(100%)
・自社は、企業理念・行動指針が明確だと思う。(100%)
・自社は、今後の目指す方向性(ビジョン)が明確であると思う。(100%)
・自社の社員は、目指す方向性(ビジョン)の実現に向けて仕事をしていると思う。(96%)
参考:ワクスマを知る
ワークスマイルラボの社員数は32名(2022年10月現在)です。
限られた人数でオンライン商談を駆使し全国展開ができているのは、社員一人ひとりが経営理念やビジョンを理解しているからなのです。
企業の魅力を惹き出す会社説明会とは?
ワークスマイルラボの会社説明会(インターン)は、なぜ経営理念に共感する人材を採用することができたのでしょうか?中小企業だからできる、魅力の伝え方について具体的に紹介します。
経営理念を伝える
会社説明会(インターン)では、最初に経営理念を伝えましょう。ただし、経営理念を読み上げ伝えるだけでは足りません。
企業の魅力を伝えるために、代表自らが経営理念について語り、経営理念を体現している先輩社員から日常業務を交えた経営理念の大切さを話してもらうなど、様々な角度から経営理念を紹介する工夫が必要です。
就活生は、会社ホームページに書いていることと同じ内容を会社説明会で説明していても、就活生は飽きてしまうだけで、会社の魅力を伝えることはできません。
説明会に参加しないとわからない、経営理念の背景について紹介できると良いでしょう。
入社1年目の社員から体験談を伝える
会社説明会(インターン)では、入社1年目の社員から就職活動の体験談の企画を取り入れましょう。
入社1年目の社員がいない場合は、就活生と年代の近い先輩社員に会社説明会(インターン)に参加してもらい、初めて就職活動をする就活生を応援する気持ちで、体験談を話してもらいます。就職活動で大切なこと、就職活動で頑張ってきたこと、内定から入社するまでの過ごし方などは、就活生にとって気になる情報なのです。入社1年目の社員と就活生がなるべくコミュニケーションを取ることができる企画であることが重要です。
また、採用担当以外の社員と就活生がコミュニケーションを取ることは、後々、内定辞退率を低下させることにも繋がります。
学生が成長できる場を作る
ワークスマイルラボの新卒採用は、「選考を通じて成長する」というテーマがあります。
対面インターンでは、「ビジョン作成ワーク」という企画を導入しています。このワークでは、就職活動に役立つ自己分析や面接のコツについて考えるコンテンツです。就職活動を始めたばかりの学生にとっては、まだ自分の人生のビジョンが描き切れていない学生もいます。そこで、学生が自分の言葉で自分の人生ビジョンを描けるように、新卒採用支援チームがサポートしていきます。
会社説明会後の選考では、「ビジョン作成ワーク」以外にも様々な課題があるため、参加した学生は選考を重ねるごとに成長することができます。
この記事で紹介した、詳しい会社説明会(インターン)の企画事例はこちらの記事をご参照ください。
Z世代に響く中小企業の新卒向け会社説明会(インターン)事例を紹介します
ワークスマイルラボに入社した社員は、「内定をもらうまで何を売っている企業なのかイメージがついていなかったが、経営理念に共感したことが理由で入社を決めた」という社員もいます。会社の事業内容が変わったとしても、ワクスマの経営理念が変わらなければ、社会人として成長し、幸せに働くことができると考えている社員が非常に多いです。「何を売るかのではなく、どこで働くか」が非常に大切だと考えています。
「経営理念を魅力的に伝えることで、他社との差別化を図ることが可能な会社説明会」に興味がある企業様からのご相談をお待ちしております!