前回記事ではWORK SMILE LABOが新しい評価制度を導入してから運用を開始するまでをご紹介。構築だけではなく、導入後に運用していくためには導入当初から押さえておかないことがあります。
今回は新しい評価制度を導入したことで、社員がどう変わって行ったかをご紹介します。
社員が目標を持つことができた
導入以前も個人の目標を持つことが大切だと話していました。
中には当初から目標を持って行動している社員もいましたが、全員ではありませんでした。
目標を立てることにうんざりしていた社員もいたはずです。
今思い返すとそれは当然のことです。
その原因は、会社の目標と、社員が自分自身で実現したい目標とが乖離し、「目標を持て」という言葉が会社から社員へ一方的に投げかけた言葉に過ぎなかったからです。
会社から押し付けられた目標を立て、仮に達成しても給与とは関係がないと思えばやる気にもつながらず、目標を立てることがマイナスになってしまっていたことでしょう。
評価制度を構築するにあたり、企業の目標やビジョンを明確にしました。
それを元に、面談を通して社員と話し込むことで徐々に会社と社員の個人目標を連動させていくことができるようになりました。
考えて行動できるようになった
社員が自分で実現したいと思い、実現が可能で具体的な目標を立てるようになると、社員の行動は徐々に変わって行きました。
かつての人事考課では、社員が単なる数値や評価者の主観で評価をされているのではと、評価をされることに不安を感じていました。
新しい評価制度によって「結果だけでなくプロセスが大事」という点の理解が深まって行ったことが大きな要因となり、社員は自分自身で考え行動できるようになって行きました。
職場が明るくなった
新しい評価制度を導入したきっかけは社員からの「どうやって評価しているの?」という質問でした。
かつてはこの質問に明確に答えることができませんでしたが、今では社員と共に評価制度を運用していくことで社員の不安は軽減しました。
仮に不安があった場合でもズレをコミュニケーションによって解消していくことができます。
単なる給与を決めるためだけの人事考課から、社員の声を取り入れ、社員の成長を最優先する評価制度を取り入れることによって得られたのは明るい職場でした。
職場の活力が会社の活力を上げていくことにもつながっていきました。
WORK SMILE LABOではこの経験を活かし、独自の評価制度を取り入れています。
また、コンサルティングとして経営者様と社員の皆様の懸け橋となり、活力ある職場づくりをしています。
実際にコンサルをご利用いただいた経営者様から
「社員と良くしゃべるようになったよ」
「社員が言った事やるようになったよ」
というお声をいただいています。
WORK SMILE LABOは笑顔あふれるワークスタイル創造提案業へ挑戦しています。
まとめ
私たちWORK SMILE LABOは従来の給与を決定するための人事考課から社員の育成を目的とした評価制度を導入しました。
構築し、導入しただけではなく、会社の方針に基づいた具体的な評価制度を元に社員との対話を深め、制度を運用させていくことで育成ツールとして有効に活用することができました。
現在ではこの経験を活かし、WORK SMILE LABO独自の評価制度を運用しています。
この運用ノウハウを自社だけでなく多くの経営者様にご活用いただきたく、採用・育成支援を行っています。
これからも日本の中小企業が抱える様々な課題に1社1社に合ったご提案をしてまいります。
【リンク】
なぜ私たちが新しい評価制度を導入したのか①社員の不満
なぜ私たちが新しい評価制度を導入したのか②評価制度の構築と運用