「人材を増やしたい。よし求人を出そう。どんな人がいいかな?」
と、採用を始める時、求職者に対してイメージを膨らませる事が多いと思います。
しかしそれと同時に重要な事は、自社をどのようにアプローチするかなどの、採用活動の進め方=成功までの道筋を立てる事なのです。
実際にどのような事するべきなのか、新卒・中途採用に分けて説明していきます。
新卒・中途採用をうまく両立させる
新卒採用と中途採用、中身の違う採用方法を同時に行うのは、採用担当からすると大変なこと。
しかし、企業の経営を円滑に進めるためには、状況に合わせて使い分け・使いこなしていく事が優秀な採用チームと言えるでしょう。
それぞれのメリット(新卒は教育しやすい、中途は即戦力!など)を理解した上で、常に自社にとって最適な手法を選択していきます。
採用計画の重要性
採用を始める際、まずは採用計画を立てましょう。
問題点が事前に把握でき、プロセス管理がしやすくなり、業務の最適化が図れます。
例えば新卒採用というのは、すぐに行えるものではなく、時期が決められており、多くの企業が前年度から計画を立て動き始めます。
逆を言えば、計画を立てないと新卒採用は行えない、という事になります。
細かい計画の立て方などは、事前に人事向けの情報を収集し、代行サービスなどを使うと効率と質のバランスが取れた採用が行えるはずです。
中小・ベンチャー企業ならではの注意点
特に中小・ベンチャー企業では、採用が会社に与えるインパクトは大きいものです。
大企業に比べ、人数の少なさや知名度の低さなどが影響し、採用活動に苦戦をすることも。
中小企業の方は、ぜひ事前に知っておいてほしい注意点がいくつかあります。
採用課題と注意点
【課題】
・求人を出しているけど応募がない
・応募があっても求める理想像とかけ離れている
・採用後の辞退率が高い
・社員が採用業務に十分な時間をかけられない
その結果、広告費ばかりがかさみ、面接や対応ばかりに時間を取られてしまい、本来の採用計画が失敗に終わってしまう可能性も。
コストや社員が限られている中小企業では、ターゲットを絞り、適切なタイミングで求人を出す、無駄のない採用が理想と言えるでしょう。
採用を成功に導くコツ
とにかく中小企業は、時間・コスト・人出、この3点が十分にかけられません。
新卒・中途採用ともに、適切な採用スケジュールを立てて、事前に必要な採用コスト(広告費)と人出を把握しておきましょう。
中途採用では、急な人材補充が発生する事もあるので、事前に、どこの媒体がいいのか、費用面やその地域での認知度を調べて、検討しておくと安心です。
また、日頃からオウンドメディアを運用して、企業情報を発信・知名度を上げておくこともポイントです。
専門知識がない時は、サポート会社やプロに運営を任せる事もひとつの手段。
新卒・中途採用の使い分け
企業の経営戦略をベースに、いつ・どんな人を・何のために必要とするのかを考えて、新卒採用をするのか、中途採用をするのか、採用担当者が器用に使い分けます。
新卒中途それぞれのメリットを理解した上で、その時のニーズにマッチした人材を確保していけるといいでしょう。
また必要に応じて、採用エージェントを活用するなどして採用の質をあげていくと、自社のアップデートにも繋がっていきます。
悩みの多い採用業務ですが、企業にとっても求職者にとっても、今後の未来を変える大切なことです。
妥協のない理想の採用を、実現させましょう!