3回目は、『新卒採用を決めてからやるべきこと』について。
これまでのコラムでは、人材確保のメリットや大切さ、周囲へもたらす影響などをお伝えしてきました。
今回は、新卒採用をすると決めてから、具体的にどんな事を考えていくべきかをご紹介してきます。
コンテンツ
まずは新卒採用の目的を明確に
最初にやるべき事は、なぜ新卒採用をしたいのか。その目的をハッキリと明確に決める事です。
会社の理念ビジョンに照らし合わせながら、新卒採用の目的、ゴールを設定しましょう。この目的があやふやのままだと、求める人物像が分からないまま採用を進めてしまう事になり、結果、入社後にお互いのミスマッチが起こりやすい=採用失敗となってしまいます。
理念やビジョンを引き継ぎやすい
実は採用活動の方法というのは、ひとつではなくいくつか存在します。また、全ての企業にとってこれがベストだという方法はなく、企業ごとにマッチする方法は違ってくるもの。例えば、採用エージェントから勧められた方法があったとしても、すぐにそれに乗っかるのではなく、しっかりと自社に合っているかを吟味してから行動に移していきましょう。
採用活動の種類
・大手就職サイトへの掲載
・合同説明会や合同イベントに参加
・単独(自社のみ)の説明会開催
・インターンシップ採用
・自社HPへの求人掲載
・学校のキャリアセンターや就職支援課へ依頼
これらはほんの一例で、最近ではSNSで求人を呼びかけるユニークな方法も流行っています。
スケジュールと気を付けること
まず、採用のスケジュールは毎年微妙に異なってくることを覚えおきましょう。経団連が学業に影響が出ないよう調整をしているためです。
よって、新卒採用については前年度より情報収集しておくことが大切です。
基本的なスケジュールは以下のようになっています。
3月:採用広報が解禁
3~5月:企業説明会とエントリー受付
6月:選考開始 書類選考や面接など
6月~入社まで:内定と内定者フォロー
また、同業やライバル社の動きにも注目しましょう。
説明会や選考日程が重なっているとそちらに流れてしまう可能性が高まります。より多くの学生が集まるように、日程は気を付けて設定しましょう。
内定とその後のフォロー
学生と企業側の両者の合意のもと、めでたく内定を出す事ができます。
しかしここで企業側の気が抜けてはいけません。入社まで内定者をフォローし続ける必要があるからです。
なぜフォローが必要か
まずは内定辞退を防ぐためです。折角出した内定も、何社からも内定を出された学生であれば、他社への入社を検討します。特に優秀な学生ほどその可能性が高いでしょう。
また、内定後のフォローは、入社までのモチベーションを維持するためとも言えます。気が抜けそうになるのは学生側も同じこと。入社後に会社の一員としてしっかり働けるよう、内定後は、自社への理解向上や学生が抱く不安や疑問を解決するべく、密なコミュニケーションをとりましょう。
具体的方法の紹介
内定者に対してのフォロー方法はいくつかあります。多くの企業では、面談・研修会・懇親会などを開催し、社員と学生の接点を作ります。例えば当社ワクスマでは、内定者に対して社員が育成チームを作り、育成プロジェクトを考え、入社まで手厚くフォローをしていきます。
採用する目的を明確にし、志の合う仲間を受け入れていくことが、会社の永続的な成長へ繋がるでしょう。