「経営にとって新卒社員を招く理由」というテーマで、これから3回に分けてご紹介していきます。
昨今、少子化や人材不足と言われている中で、特に地方企業や中小企業の優秀な人材確保が難しくなってきています。そんな状況下でも、岡山県内希望就職先1位となり学生からの注目を集めている当社が、
新卒採用に対してどのように考えているか、などをご紹介し中小企業の経営者、新卒の採用担当者様の知りたい内容をまとめました。
まず1回目は、『新卒が経営に与えるインパクトとは?』について
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新卒採用を行う価値とは
当社の現石井社長が代表となったおよそ7年前、それまでワクスマは新卒採用を行った事がありませんでした。しかし、数年前から取り入れた『新卒採用』という経営戦略。これにより、会社全体がより上向きに成長をしていきました。会社経営の上で、新卒採用をする価値について、どのようなメリットや効果があるのか解説していきます。
理念やビジョンを引き継ぎやすい
新卒採用で選ばれた人材は、他の会社を知らない為に、自社の理念やビジョンが浸透しやすく、求める人物像へ育成しやすい状況です。
それに対して、中途採用の社員は、これまでの会社と今の会社や状況を、頭の中で自然と比べてしまいます。
この間まで学生だった『新卒』という彼らは、就職先という場について、比べる材料がないまっさらな状況であるという事に、非常に大きな価値があると言えます。
採用コストが抑えやすい
新卒採用の費用のほとんどが、広告費や説明会イベントへの参加料と言われています。
新卒採用は、一度の大きな説明会でたくさんの人を集められ、採用に進むことができます。
一時的に広告費はかさみますが、中途採用のように年に何度も行うよりも、最終的に安く抑える事ができるのです。
愛社精神の高い人が入る
就活生は、通常同時にいくつもの会社にエントリーしています。(平均プレエントリー数は20.7社 マイナビ社の調査)
よって、そのたくさんの会社の中から入社を決めてくれた人材は、非常に入社意欲が高く、愛社精神がある人と言えます。また、時間をかけて採用を行うので、採用期間中に会社への理解度が高まっていき、入社時には一定の知識のある人材として迎える事ができるでしょう。
新卒採用を行う事によるデメリット
新卒採用の良い所をお伝えしましたが、悩ましい問題点もあるのが事実です。
・同じタイミングでたくさんの人が入るので、受け入れ態勢が大変
・即戦力にならない
・選考から入社まで時間がかかる
・各社同時期に採用をしているため他の会社に流れてしまうことも
中小企業へのおすすめポイント
当社ワクスマが支援することの多い中小企業について、嬉しいポイントを2つにまとめて紹介します。
採用活動が企業PRにもなる
新卒採用中は、大規模説明会への参加や、メディアへの求人掲載、学校関係者への訪問など、世間へ会社のことを発信できるチャンスでもあります。
本来の目的は人材確保ですが、二次的な効果として、学生以外のたくさんの人にも、会社の事を知ってもらう広報活動にも繋がります。
優秀な人材確保が可能
毎年、新卒採用という大きなマーケットがある為、たくさんの人の中から人材を選ぶことができます。新卒採用は採用期間も決まっている為、学生側も必死であり、ポテンシャルが高い人が多く集まっています。採用次第では、優秀な人材を希望の人数分、計画的に確保する事ができるのです。