日本生命保険相互会社 広報誌『経営情報』7月号に掲載されました
事務機販売業からワークスタイルの創造提案業へと事業を転換した経緯をご紹介いただきました。
掲載内容
岡山県にある株式会社 WORK SMILE LABO が創業したのは1911年。
筆や 炭を売る文房具店として始まり、 その後はオフィス向けの事務機器 販売を主力事業としてきた。
リー マンショック後、事務機器の需要が 低迷し、倒産の危機に見舞われた 同社は、銀行からビジネスモデル の転換を迫られることに。
そして たどり付いたのが、中小企業向け のワークスタイル提案事業だった。
4代目代表の石井聖博氏はこう話す。
「オフィス機器を購入するお客様は、機器がほしいのではなく、そ れらを活用してより良い働き方や 職場環境を実現したいと思ってい るはず。
こう考えて当社が提供す る価値の見方を変更し、事務機 器販売業からワークスタイルの創 造提案業へと転換しました」
顧客に働き方を提案するので あれば、まずは自分たちで実践し、事例を作っていく必要がある。
2015年に石井氏が代表に就 任したタイミングでオフィス環境 を整え、いち早くテレワークを導入。
社員がコミュニケーションしやす い空間を作った。
また、新しいツー ルを積極的に導入し、評価制度と 連動させて社内への定着を図った。 成功事例は顧客にノウハウを共有している。
こうした新しい働き方 を提案するために、同社では従来 の訪問販売式から来社体験型式 に売り方を変更したという。
「当時は働き方改革という言葉 もない時代。当社の働き方を実際 に見ていただくことが必要だと考 えました。
『これがほしい』ではなく、『この働き方がしたい』と感じていただければ、絶対に競合は出ません。
働き方改革は経営課題の解決につながります。
終わりはないので、当社でもより良い働き方を創造し、お客様に新しい価値を提供していきたいと思います。」