2025年06月23日
メディア掲載情報
【6月12日】ワールドビジネスサテライトに取り上げられました
最近企業が力を入れている『手当』について、ワークスマイルラボの『SNS手当』が取り上げられました。
社員が個人のSNSアカウントを使って会社をアピールすると受け取れる「SNS手当」毎月3万円が支給されます。
ワークスマイルラボにおける「SNS手当」の経緯と導入について、以下に詳しくご説明します。
SNS手当の経緯 (背景)
ワークスマイルラボは、人材確保における課題と時代の変化に対応するため、「SNS手当」の導入に至りました。
- 求職者の情報収集の変化: 近年、Z世代を中心に、就職活動において従来のGoogle検索よりもInstagramやTikTok、X(旧Twitter)などのSNSを活用して企業情報を収集する動きが加速しています。個人のSNS投稿は、企業の公式発表よりも「リアルな情報」として受け取られやすく、企業の文化や実際の働き方を知る手段として重視されています。
- コミュニケーション手段の変化: 若年層を中心にメールの利用頻度が低下し、LINEやInstagramのDMを活用した採用活動が増加しています。
- 中小企業の採用課題: 多くの地方中小企業は、知名度や資金、企業規模の面で大企業に劣るため、優秀な人材の確保が難しいという課題を抱えています。また、SNS採用に関するノウハウやリソースが不足している現状があります。
- 自社のブランディングと価値発信: ワークスマイルラボは、「働く」に笑顔を!という企業理念のもと、「モノ売り」から「働き方」を提案する企業へとビジネスモデルを転換しており、自社の働き方そのものを「商品」として顧客に提案しています。この「働き方」に関する取り組みや実績(例えば、テレワーク導入による生産性向上や残業削減、採用力向上など)を社会に広く発信し、企業価値を高める必要がありました。
SNS手当の導入と詳細
このような背景から、ワークスマイルラボは企業の成長と社員のスキル向上を両立させる仕組みとして「SNS手当」を導入しました。
- 支給額と対象: 2025年4月入社社員の給与体系に「SNS手当」として月額30,000円(申請者のみ)を新設しました。これにより、新卒初任給が2024年度と比較して約13%(30,000円)引き上げられました。
- 目的:
- 情報発信の強化: 社員が企業の広報活動をSNSで支援することで、情報発信力を強化し、企業の認知度向上やブランディングに貢献することを目的としています。
- 採用力向上: SNSでの積極的な発信を通じて、求職者、特にZ世代に対して企業の魅力やリアルな働き方を伝え、採用力の大幅な強化を図っています。
- 社員のエンゲージメントとスキル向上: 社員一人ひとりが企業の「顔」となり、リアルな職場環境や企業文化を伝えることを目指しています。また、SNSでの発信を通じて、社員自身のマーケティングスキルやセルフブランディング能力の向上も支援しています。
- 具体的な取り組み:
- 社員によるSNS投稿の推進: 日常業務や社内の雰囲気を積極的に発信し、企業のリアルな姿を求職者に届けることを奨励しています。
- SNS研修の実施: InstagramやTikTokなどの運用スキル向上を目的とした研修を定期的に開催し、投稿の質と効果的な情報発信のノウハウを学ぶ機会を提供しています。
- SNSコンサルティング会社との提携: 3社のSNSコンサルタントと提携し、社員を3チームに分けて個別指導を実施することで、実践的なSNS運用を学び、採用力強化につなげています。
- SNSフォロワー数強化コンペの開催: 半年間でフォロワー増加数を競う社内コンペを開催し、優秀な個人やチームにはインセンティブを付与することで、積極的な発信を奨励しています。
- 評価制度との連携: SNS手当は、単なる給与引き上げではなく、企業価値向上に貢献する社員の行動に報いる仕組みと位置付けられています。
この制度は、賃上げと企業価値の向上を両立させ、中小企業が持続的に人材を確保するための新たなモデルを構築する試みです。