岡山のワークスマイルラボ
週休3日制 試験導入　副業も解禁

　IT(情報技術)を活用した働き方改革支援を手掛けるWORK SMILE LABO(ワークスマイルラボ、岡山市)は、2025年3月から週休3日制を試験導入する。同年5月までの期間で最長2カ月、社員が週休3日を選べるようにする。業務の生産性を維持できた場合には本格導入し、多様な働き方を採用戦略にもつなげる。
　24年12月~25年2月に、個人目標の達成率が8割以上に達した社員が週休3日を選べるようにする。 選んだ社員については1日の労働時間を現行の8時間から10時間に伸ばし、給与水準は維持する。生産性を維持するため、会議の時間を短縮するほか資料づくりで人工知能(AI)を積極的に活用するなど工夫も凝らす。
合わせて副業も25年3月から試験的に解禁する。他社と雇用契約を結ばない形で副業に従事したり、SNSで広告収入を得たりすることなどを認める。
　ワークスマイルラボは労働環境改善のための事例を共有し、経営課題の解決をサポートする事業を手掛ける。自社オフィ スでの体験見学会には年200社ほどが訪れる。石井聖博代表取締役は「地方の中小企業も週休3日制を実現できるか可能性を探りたい。結果が出れば改革支援にもつなげられる」と話す。