WORK SMILE LABOは新しい評価制度の導入と運用に関するサポートを提供しています。当社も過去には異なる評価制度を採用していましたが、それが今のような形になるまでの背景をご紹介いたします。
きっかけとなった社員の不満
WORK SMILE LABOは2024年現在、社員数は35名ですが、2013年当時はまだ10名でした。
当時、多くの中小企業と同じく、賞与基準を策定し数値化して評価を行っていました。
そんな時、社員から
「どうやって評価を決めているの?」
という質問がありました。懸命に働いているのにもかかわらず自分の評価が低いことに不満があったからです。
もちろん、当時も人事考課を基準に賞与を決めていましたが、この質問に明確で具体的な回答を出すことができません。
この問題に直面した社長自身も、優秀な社員が低い評価を受けることに疑問を抱きました。
評価を見直しても改善されなかった頃
従来の人事考課は問題点がありました。
売上や実績の明確な部署もあれば、数値化が難しい部署もあり、全員を平等に評価するのは難しい状況でした。
また、あいまいな項目や多数の評価項目に対する点数づけにも悩まされました。
試行錯誤して評価の改善を試みましたが、新たな問題が浮かび上がり、社員の不満は増加の一途を辿ります。
社員を正しく評価できない原因
今までの評価方法では何をしても社員を正しく評価することはできませんでした。
優秀な社員の数値的な評価が低くなってしまうのはなぜか。
当時の評価方法では社員を正確に評価することが難しかったのです。
数値的な評価が低くなる原因は、従来の評価項目が一般的であり、社長の思いが明確に反映されていなかったことにありました。
賞与を決めるための点数ではなく社長の思いを浸透させた評価基準が必要だったのです。
正しい評価と社員育成
「このままでは優秀な社員が会社に定着してくれないかもしれない」
現状の人事考課制度を継続することをデメリットと考え、根本から改善することにしました。
会社の方針に乗っ取った評価をすれば、社員を正しく評価できるだけでなく、社員を方針に沿って育成していくこともできます。
評価のポイントが定まれば無駄な項目を省くことができ評価する側の悩みも解決します。
何を評価するかを明確にしておけば、社員にきちんと納得のいく説明することもできるでしょう。
このような理由から新しい評価制度を導入することに至りました。