年内最後のワクスマガジンで、今回は経営方針書の話をさせていただきます。
今年も経営方針書を作成し、12月にお客様や金融機関、パートナー企業、
内定者の親御さんや社員の親御さんなどと一緒に方針発表会を行いました。
経営方針書を作成し続けて約9年。
最初は数枚のペラペラの方針書でしたが、現在では90ページを超える内容になりました。
なんのためにするのか?と言うと
●やることの明確化
●金融機関や仕入先は弊社に対し、何を協力し支援をしたら良いかが明確になる
●お客様には弊社の考え方に共感していただくことで、更に関係を強化するきっかけになる
●内定者や親御さんには、これから入社する会社に対し、より安心感を得ると共に、離職率の低下につながる
私自身、この経営方針書を毎年作成し
ブラッシュアップすることで会社の方向性が明確になり、
●逆算して今やらなければならないこと
●今決めなければいけないこと
を実行することができています。
昔の私を知っている方からは、
「最近頑張られていますね。あの当時からは考えられません。」
と励ましのお言葉をいただくのですが、
経営方針書を可能な限り実行してきた結果だと思っています。
今では社員にも個人の「年度方針書」を立ててもらっています。
厳密には、社員ですらない『内定者(学生)』にも作ってもらっています。
理由としては、
●社員にも会社の向かっていく方向を共有してもらうため
●チームや個人の責任を明確にするため
そしてその自分で立てた方針書をベースに、評価制度と連動させることで
●実行する責任を持ってもらうためです。
この評価制度は、立てた目標に対して
●3ヶ月に1度振り返り自己評価をしてもらいます。
●その後、上司評価をし、社長評価を行っています。
評価には目標を達成したときの処遇も明記され、
公平に評価してもらえるという社員との約束にもなり、
社員のモチベーションアップにもつながります。
経営方針書は多くの中小企業が立てて終わり、
あるいは作成していても、作成が目的となり振り返りが行えておらず、
目標としていた成果が得られない方針書になっていることが多いと聞きます。
実際、方針書はなくても経営は可能です。
しかし、一緒に同じ方向を目指してほしい幹部の育成や社員育成、
同じ念いで頑張って欲しいことは、
必ず経営者から伝え続けなければ理解してはもらえないと思い、
私が2009年の経営危機から毎年続けている習慣です。
実際の2019年度の経営方針書を社内でお見せしています(ご希望の方には配布もしています)
ワクスマへ見学に来られませんか?
ぜひお待ちしております!
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【プロフィール】
石井 聖博(いしい・まさひろ)
キヤノンマーケティングジャパン株式会社を経て、2006年株式会社石井事務機センターに入社。2015年より現職。従来のオフィス機器販売から、より良いワークスタイルを提案する会社への変革に着手。2016年、本社をライブオフィス化し、自社の働き方を実際に体感できる“ワクスマ”事業を開始。中小企業に特化したテレワークやICTを活用した多様な働き方に挑戦している。帝京大経済学部卒。岡山市出身。1979年生。